SHARE:

ゴローの登山靴の買い方|計測から受け取りまでの流れと調整

ゴローの登山靴の買い方|計測から受け取りまでの流れと調整

ゴローの登山靴は、Amazonや楽天で新品を探しても見つかりません。

買えるのは東京都文京区本駒込にある有限会社ゴローの店頭と、同社の通信販売だけです。

店では既製品を買う場合も含めて全員の足を計測し、山行内容と荷物の量を聞いてからモデルを提案するという流れになっていて、オーダーすれば受け取りまで通常2〜3か月かかります。

本記事では、現行モデルの選び分け・来店から受け取りまでの手順・オーダーで変えられる範囲・買ったあとの調整とソール張り替えを解説します。

アウトドア一歩 編集部

アウトドア一歩 編集部

「アウトドア一歩」は、釣り・登山・雪山・海辺・BBQ・観察・クマ対策・ポータブル電源まで、アウトドアの道具選びを用途別にまとめるメディアです。メーカーが公式に公開している仕様を確認したうえで、何を見て選べばいいのかを整理してお伝えします。

※本記事はAIの補助を得て作成し編集部が校正しています。

ゴローの登山靴は軽い側と重い側で手順が分かれる

ゴローはSince1973と表記している東京の靴メーカーで、登山靴のラインは軽い側と重い側に分かれています。どちらを見に行くかで、店で聞かれる内容も試し履きの感触も変わるので、来店前にだいたいの見当を付けておくと話が早く進みます。

軽い側のモデル

ブーティエルはステッチダウン製法でドイツ製の表革を使い、ジョイントの曲がる10本爪アイゼンまで対応します。

ブーティエムはS-8のデザインから派生したステッチダウン製法のモデルで、街履きが主体なら小春深型トレッキングという選択肢もあります。

沢登り用のレンジャーは受注生産で、底に純毛フェルトを使っています。

重い側と冬のモデル

S-8はノルウェイジャン製法で、スリーシーズンのテント泊縦走から初級の冬山までを想定し、12本爪アイゼンが使えます。

S-18は学生向きとされ、受注生産のC-06はサイドに芯の入った重登山靴で、12本爪アイゼン対応ながら保温材は入っていません。

冬の靴であるエグリーも受注生産で、インナーとアウターの二重構造になっており、インナーはゴアテックスデュラサーモで、着脱して単体でテントシューズに使えます。

アラタは生産休止中です。

ソールはVibram社製を中心に数種から選べます。

そもそもハイカットの重い靴が必要なのか迷っている段階なら、登山靴の選び方でカットの高さとソールの硬さの基準を解説しています。日帰り中心で軽い靴を探しているなら、トレッキングシューズと登山靴の違いのほうが先に読む価値があります。

来店から受け取りまで、ゴローの店で何をするか

公式は「お買い上げの方(既製品も含む)すべての足を計測いたします」と書いています。計測は靴を決める途中の工程で、順番が決まっているため、途中を飛ばすことはできません。

持参するもの

愛用の靴下、サポーター、インソールがあれば持っていきます。普段その状態で履くので、同じ条件で合わせるためです。今使っている靴は持っていく必要がありません。

聞かれること

山行内容と荷物の量、今の靴の硬さです。ここからモデルの候補が絞られます。

試し履き

サイズを決める前に、重さと硬さを確かめるために履きます。方向性が決まらないうちに寸法の話に進むと、合わない重さの靴に合わせることになります。

計測

素足で測ります。足長と足囲だけでなく、爪の形状や骨の突起も見ます。

サイズ決め

実測値から推測した範囲が提案されます。目安は登山靴で足長プラス7〜10mm、タウンシューズでプラス5mm程度ですが、個人差が大きいため上下のサイズも履いて決めます。

仕様決め

サイズが決まってから、色・足首の深さ・ソールの種類・製法を選びます。

店は毎週火曜日が定休日で、駐車場はありません。

JR山手線の巣鴨駅から徒歩約6分、都営三田線の千石駅A3出口から徒歩約4分です。

新規の客はなるべく閉店1時間前までに来るよう案内されているので、計測を含む時間を見込んで出かけてください。

オーダーした場合は通常2〜3か月かかり、決められた額以上の内金を入れ、残金は受け取り時に払います。

仕上がりの連絡は原則として来ないため、領収書に記載された仕上がり日以降に取りに行きます。

遠方なら郵送での引き渡しもできます(送料別)。

オーダーで変えられるのは寸法と素材まで

公式は「ゴローではデザインを変えるオーダーは致しません」と明記しています。

変えられるのは、左右の靴でサイズを変える、必要な箇所の幅を出す、素材や製法を変える、ソールを数種から選ぶ、という範囲です。

製法の変更では、ステッチダウンをノルウェイジャンにして底の厚みを増したり、ミッドソールを革からEVAに変えて軽く柔らかくしたりできます。

内容によって差額が出たり、納期が延びたりします。

オーダーには一律の追加料金があり、サイズ28.75cm以上はさらに割り増しになります。

そのうえで公式は「既製の仕様が一番のお勧め」とも書いています。

左右で足のサイズが違う、特定の箇所だけ当たるといった理由がないなら、既製の仕様で足を合わせるほうが手順としては素直です。

もうひとつ押さえておきたいのが、公式が「『完璧な履き心地を保証』するものではありません」「あくまで『既成品よりも理想に近づける』ことを目的としております」「サイズを決めるのはお客様です」と断っている点です。

オーダーすれば足の形どおりの靴が出てくる、という前提で臨むと、受け取ったときの判断を誤ります。

足裏側の当たりやかかとの収まりはインソールでも変わるので、登山用インソールの選び方もあわせて確かめておくと、調整の相談がしやすくなります。

ゴローの調整とソール張り替えは、自社製の靴だけが対象

公式は「調整は無料です。(当社製の靴に限る)」と書いています。

他社製の靴は受け付けていません。

郵送で依頼する場合の送料は利用者の負担で、オーダー品でも既製品でも受けてもらえます。

当たりが出たときの調整

公式が「ご相談で一番多い調整です」と書いているのが、かかとの当たりです。

ピンチクリアという道具で中から押し出して緩和し、足りなければ月型芯を削ります。

幅を伸ばす調整では皮革用の柔軟剤をかけて機械で伸ばすこともでき、この場合は1週間以上かかることがあります。

調整は何年後でも対応するとしているので、履いているうちに出てきた当たりを我慢したまま歩き続ける必要はありません。

ソールを張り替えるタイミング

消耗のサインが最初に出るのはかかとの外側で、ソールの溝より数ミリ削れた状態が張り替えの目安です。

張り替えは回数に限りがあるため、ゴムが硬化して滑りやすくなった場合を除き、溝が残った状態での張り替えは勧められていません。

出すときは靴ひもと中敷きを外し、預かり期間は約2週間を見込みます。

郵送でも受け付けています。

なお一部の室内履きは張り替えの対象外です。

よくある質問

通信販売だけで買えますか

ゴローは自社の通信販売も行っていますが、店頭では既製品を含めて全員の足を計測し、重さと硬さを試し履きで確かめてからサイズを決めるという手順になっています。寸法と履き心地の両方を確かめたいなら、来店して計測を受けるほうが手順に沿っています。

今履いている靴を持っていったほうがいいですか

公式の案内では、今の靴は不要とされています。

代わりに、普段使っている靴下・サポーター・インソールを持参します。

実際に山で履く条件に近づけるためです。

足元の条件をそろえる意味では、登山用靴下の厚みと選び方も先に決めておくと計測がぶれません。

他社の登山靴のソール張り替えも頼めますか

頼めません。

ソールの張り替えも無料の調整も、対象はゴロー製の靴だけです。

他社製の靴は、その靴のメーカーか修理を受け付けている店に相談してください。

まとめ

ゴローの登山靴は、モデルを決めてから計測し、サイズが決まってから色・深さ・ソール・製法を選ぶという順番で進みます。

オーダーで変えられるのは寸法と素材と製法までで、デザインの変更は受けていませんし、公式自身が完璧な履き心地を保証するものではないと断っています。

買ったあとは自社製に限って無料で調整を受けられ、かかとの外側が溝より数ミリ削れてきたらソール張り替えの時期です。

ぜひ本記事の来店から受け取りまでの手順と、オーダーで変えられる範囲を参考に、持ち物と山行内容を整理してから店に向かってください。

あなたへのおすすめ